小学生と中学生の不登校児問題
不登校児問題は現在深刻化しています。特に小学生や中学生は、周囲の環境がとても大切になっている時期ですので、焦らないことが必要となります。不登校児問題は、身近で解決できるとしたら親でしかありません。
そして子供一人で解決するのは不可能に近いと考えられます。もちろんどうしてもらちが明かないという場合は第三者の機関に相談することも必要です。不登校になってしまったのには原因があります。小学生や中学生ですと学校という閉鎖空間の中での人間関係が軸となり、また同じお友達やクラスメイトなどと何年も過ごしていかなければなりません。
大人ならば距離を保ったりと工夫することもできますが、子供は友達やクラスメイトの人間関係や担任との関係などが悪くなってしまった場合には、本当に辛いものを抱えて過ごしていなければなりません。
こじれてしまうと病気にもなりますので、注意が必要となります。
特に小学生や中学生は成長期ですので、傷つきやすい面もあります。
ですので、周りの大人が不登校になってしまった子供の性格をよく把握し、まずは家庭の中だけでも安心して過ごせる環境を作ることが大切となります。不登校になってしまう子も、学校へ行けていないという罪悪感がどこかに生まれます。そのため、責めるのはあまりよくありません。最初は子供の性格や特徴をよく見て、とにかくほめることが大切です。前向きな言葉をかけ続け、ほめることで自信がつきます。
もしかすると日が経つごとに笑顔を見せてくれるかもしれません。そうしたら次に、学校でなにがあったのかを向き合ってじっくり聞くことが大切です。
不登校になっている子は心を閉ざしている場合が多いですので、話してくれないこともあるかと考えられます。ですが、子供はとても素直ですので、一生懸命聞く姿勢を持てば話をしてくれる可能性が高くなります。
頭ごなしに怒鳴ったり、責め立ててしまうのは最も子供が傷つき、逆効果になりますので、あくまで大人側は冷静になり笑顔で接するようにしましょう。
また、子供だからと上から目線で接するのもよくありません。対等に同じ人間であり、そしてあなたの味方ですということをアピールしていくといいでしょう。もちろん不登校児問題は学校だけではなく家庭に原因がある場合もありますので、子供がそういうことを話した場合は家族で一緒に乗り越えていくことも必要となります。不登校児問題は、子供と大人が傷を分かちあい、解決に向けて乗り越えていくことが大切な方法となります。