中学生特有の不登校の原因・傾向について

“中学校に入るとこれまでの小学校生活の環境とは一変し、色んな現実問題に直面して不登校になる傾向があります。
その中学生特有となる不登校の原因とは下記の様な事があります。

①友人関係特にいじめ問題
②勉強に関する問題
③家庭内事情による問題
④部活動の不適応による問題
⑤先生との関係をめぐる問題
⑥異性に対する問題

①友人関係については、中学生になると思春期を迎え心身共に成長スピードが一気に変化します。周囲と比較すると体系の変化にも個人差が出てきてそれを周りと比較したり、逆に友人より非難されたりする事により心が傷つき悩む事があります。また、イジメに関しては現在の中学生は殆どスマホなどを所持しており、直接イジメをせずにSNS等を介して仲間外れにしたり、グループで悪口を言ったりしてイジメに発展していきます。

②小学校と比較すると勉強も高度になり、中々授業についていけない生徒も出て来ます。自分だけが成績が悪くテストの結果も順位で現されるので、益々負の自己暗示にかかり悩む生徒が出て来ます。特に高校受験を控えている時などはプレッシャーによるストレスも多くかかります。

③父親は主に仕事をメインに毎日を過ごしているので、子供との関係が気薄になり家庭内でのコミュニケーションも減り母親だけが育児に参加するケースがあります。また両親が不仲で絶えず喧嘩をしていると、悩み事などを抱えていても中々相談できずに自分の殻に閉じこもるケースがあります。更に両親が離婚をする事によりショックや喪失感が発生し親子の関係に溝が入るケースもあります。
④部活動に入ったものの特に運動部などは、先輩との上下関係も厳しく中々スポーツが自分だけ上達しないと、顧問の先生や先輩に集中的に注意されたり、怒られたりするケースがあり当初は部活動だけ行きたくない理由から、学校そのものが嫌になる場合があります。

⑤先生との相性も大事であり、稀に成績の良し悪しにより他の生徒とひいきされたり、馬鹿にされたりするケースがあります。また勉強でも運動でも必要以上の期待をかけたり、逆に出来ない事を理由に問い詰められる事もあるので不登校の原因ともなります。

⑥思春期に入ると中学生特有の初恋であったり、異性を意識する年頃になるので、仮に失恋したり又はずっと片思いでいる事自体が苦しくなり不登校の原因となる事があります。

上述した不登校の原因は、主に中学生特有の原因や特徴ですが、これ以外にも多くの原因が個別にあるはずです。対策としては周囲の先生であったり親が本人の異変などに直ぐに気が付く姿勢が必要です。特に不登校の原因となっている事に耳を多く傾ける事が大事です。”

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