中学生特有の不登校の原因・傾向について

中学生の不登校は勉強の遅れや高校進学など多くの問題があり、将来のことなど心配ですね。
中学生の37人に1人が不登校になっているのだそうです。
おおよそ1クラス1名程度でしょうか

では、中学生特有の不登校の原因とはどのようなものでしょうか。

中学1年生は小学生から中学生になり、新しい中学校での生活や環境になじめなくて不登校になってしまうことがあります。
校則やルールが厳しくなり、制服や髪型などの規則などに不満を持つことがあります。
さらに、勉強が難しくなってきますので、周りについていけなくなるなどが原因になることがあります。

定期テストで常にテストの結果や成績で評価されることに耐えられないなど、環境への適応がうまくいかず不登校にる場合もあります。

中学生になると部活動が始まり、そこでの先輩後輩など人間関係が複雑になります。その中で同級生や上級生との関係において、部活動や塾に通う学校内での立ち回りなどの人間関係があり、そこでのトラブルなど様々な要因でで気まずくなり、不登校の原因になることもあります。いじめや仲間はずれなどがあるようであれば、大きなきっかけとなってしまいます。

また、それ以外の時期でも
中学3年になる頃には高校受験を控え、受験勉強をしなければならないというプレッシャーやストレスが不登校の原因になることがあります。この年齢は思春期を迎え、心と身体が不安定になり反抗期の年頃でもあります。親や先生方からのアドバイスがプレッシャーになり、逆にやる気を失い不登校になります。学校に行かなくなることで勉強が遅れ、内申書に問題などもあり、余計に自信をなくしてしまい悪循環になります。

不登校の原因として最も多いのが、無気力であるといわれています。頑張りすぎてしまったり、受験のプレッシャーに耐えられなくなるなど、精神的に気力を失ってしまうのです。

また家庭環境が子供に与える影響が、関係している可能性もあります。
両親の不和や離婚、親子関係・兄弟関係など、家庭の中に問題があることで、反抗的になり学校へ行かなくなることもあります、また大人の立場から見てみて問題ない家庭環境や関係であっても本人の受け止め方によって引き金となってしまうこともあります。
不登校や反抗心から非行や悪い遊びなどをすることも多く、対応が難しくなります。
親の経済状況の問題が不登校の引き金になることがあります。
親の気持ちに余裕がないことが子供に伝わり、やる気を失い不登校になります。

発達障害などによる不登校もあります。他の生徒と違うために勉強がうまくいかないことなどが原因になります。また不安や落ち込みなどによる神経症などもあります。

このように、子供から大人になる過程の中で精神的に不安定になりやすく、また家庭や学校でも環境が複雑になるなど、中学生特有の不登校の原因や傾向があります。

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