中学生の不登校の事例と解決に向けての対策

中学生の不登校と言いますと学校でのいじめや体罰などが原因で学校に行けなくなってしまったというケースが多いですが、そういう直接的な原因が見当たらないことがあります。
考えられる理由としては勉強がわからなくなったですとか、家庭に落ち着かない出来事がありそのストレスですとか直接的には学校に行けなくなる原因とは考えられないものであることも多く見られます。
いじめや体罰の場合は極論すればその原因がなくなればまた前のように学校に行けるようになるわけですが、そうでない場合は逆に難しいですので、しっかりと対策に取り組まなければなりません。

学校に行けなくなるのは、学校に行こうとすると気分が悪くなったり、お腹が痛くなったり熱が出たりするものでして、つまり体調が悪くなりますが、そこでまず最初に健康診断として検査をします。
例えば長く立っていると血圧が下がってしまうような病気がありますが、その生徒が実はそういう病気の状態であることもありえるからです。
検査をした結果何らかの病気であればその医学的な治療が必要ですが、そうでない場合はいわゆる不登校の事例として解決に向けて問題を解いていかなくてはなりません。
まずは学校に行けなくなり始めた理由をしっかりと明確にすることが不可欠ですが、その場合に注意したいのがもし仮りにいじめや体罰、仲間外れなどがきっかけだとしても本人に聞いてもあっさり話したり、認めたりすることはごく少ないということです。
そういうことは一切ないと答えることが考えられますので、大事なのはそれ以外にいろいろなところから調べ、特定することです。こういう場合は例えば本人の長い親友ですとか、行きつけの美容院だとかゲーム店の店員などがキーパーソンですが、そういう人たちに何か知っていることや気がついていることはないかと聞いて歩くわけです。
これを行なうのは学校の先生などではできませんので、両親など保護者の人です。
もしいろいろな人から聞いてやはりいじめや体罰などは考えられないということになりますと、保護者の方で原因が家庭の問題にあるのではなどと考えていくことになります。

原因がある程度固定されてきますと、あとは少しずつ再登校に向けて対策を練っていきます。考えられますのは最初は保健室登校とか、もともと仲の良いクラスメートに頼んで一緒に学校に行ってもらうなどです。
もし欠席が長期になっていて出席日数とか単位取得、卒業などが心配な状態であれば保護者が学校に行き校長や担任と話しをします。その分のレポートを出しますからなどと誠意を見せれば大丈夫なことが多いです。

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