中学生の不登校解決にむけて
中学生の不登校という問題が起きますと親御さんが心配でいろいろ相談先に悩みますが、解決に向けてどういうところに相談していくのがよいか順に考える必要があります。
まず初めに思い浮かぶのがその中学生が今通っている学校の先生たちです。
しかしどうしたらよいでしょうかという相談に多くの先生は答えを持っていません。
学校の先生というのは自分自身が長く学校を休んだ経験がないからです。
しかし心配してくれる先生は学校の中にたくさんいますから、今体調がすぐれず休んでいますが少しずつ登校していくようにすること、出席の少ない分課題を提出しますのでといったことを頼んでおくのが好策です。
不登校というのはいじめなどそもそも学校内に原因があることが多いですが、この時点では各先生に対しては、長く休んでいることへの配慮のお願いという形にしておくのがよいです。
次に相談先と考えられるのが病院の医師です。生徒は身体の症状を訴えますからまず最初にどこか悪いところがあるのか検査に回るからです。
不登校の原因として例えば朝起きられないという時に検査をしてみて、結果何か具体的な病名が発見される可能性があります。
これは不登校の解決への対策という面ではとてもよいことで、病気として治療を受ければそれで元と同じように学校に行き始められる可能性が大きいですので、治療に専念できます。
なお、もし具体的な疾患が特に見つからないとしますと、症状の原因がいじめなどにあることになりますが、そうしますと医師では対応ができません。
次いで可能性があるのが公立の教育相談所のようなところです。
ここは自治体の施設ですのでつまり学校から紹介された先ということになります。相談員の先生は優しく話を聞いてくれますが、学校の関係先ですから原因がもし教師の体罰にありそうだとしてもそれを相談で持ちかけるわけにもいきません。ですから、学校や自治体にこういう配慮をぜひお願いしたいということを依頼してみるのが最善と言えます。
そして今増えているのが民間の相談先です。
しかも昔ですと相手方の場所まで本人や保護者が出かけいく必要があり、せいぜい電話相談があるくらいでしたが、現在はインターネットがありますのでそれを使って話ができます。
中には自分に実際にこういう不登校の経験があると積極的に明示して対応しているところもありますので、それがわかって相談ができますので安心です。
それですと具体的な解決法や対策法が大いに期待できます。